ワンコイン保険(1DAY保険)のご紹介

2019年2月15日

保険は、簡単に支払えないほどの大きな損害や補償が生じる問題に備えて加入するため、期間も長く、また保険金額も大きくなるため掛け金も一般的には高額になります。しかし、長期間ではなく1日だけなど短期間だけ補償を受けたい、あるいは損害や補償の範囲が幅広くなくてもよい、保険金額ももっと低額でよいので掛け金が安いほうがよいというニーズもたくさんあります。このようなニーズに応えるのが少額短期保険です。

今回は、少額短期保険のなかから1日だけ500円で加入できるワンコイン保険、そして月額ワンコイン(500円)で加入できる医療保険を中心にその他の少額短期保険を紹介します。一般的な保険に加えて、特定の損害や補償に備えたいというときに少額短期保険は活用できます。

第一章 500円で加入できる1Day補償のワンコイン自動車保険

自分の自動車を所有していても、友人・知人や両親が所有する自動車を運転する機会がかなりあります。しかし、一般的に多くの人は自動車保険(任意保険)の保険料を安くするために年齢や配偶者・同居の親族のみなど補償範囲に制限を付けて加入しています。そのため、他人の自動車を運転中に事故を起こすと自動車保険が利用できません。運良く年齢制限などの条件にあっていれば保険が利用できますが、自動車の所有者の保険料が大幅にアップするので迷惑をかけてしまいます。

なお、自分の自動車を所有し自動車保険に加入していれば、多くの自動車保険には、「他車運転危険補償特約」と呼ばれる自分以外の自動車で事故を起こしたとき補償が受けられる特約が自動付帯されています。しかし、この特約には自分が加入している自動車保険で補償される契約内容についてすべて補償が受けられるわけではありません。その他にもいくつかの補償を受けられない条件が付いているので注意が必要です。

そのため、他人の自動車を運転する機会があるときは、その日だけ自動車保険に加入すると万が一のときに安心できます。1日500円の保険料で一般的には対人・対物の賠償金額が無制限で補償されます。保険料は高くなりますが、車両保険も付けるとより安心できます。

同じように医療保険でも1Day自動車保険のように特別なケースや特別な補償が受けられる保険があります。そのなかから1つ先進医療と臓器移植に特化した保険について、次に紹介します。

第二章 1カ月500円で加入できる医療保険

先進医療と臓器移植に特化した医療保険に「リンククロス コインズ」という保険があります。その大きな特徴は、先進医療と臓器移植の補償が受けられる保険に特約としてではなく加入できることです。この保険の概要は次のとおりです。なお、健康状態または保険の加入状況によって加入できない可能性があります。

  • 保険料は月額500円
  • 臓器移植をしたときの給付金は1,000万円(給付は1回限り)
  • 先進医療に対する給付金は2,000万円まで(給付回数無制限、白内障に対する先進医療は補償されない)
  • 先進医療一時金5万円、または10万円(給付回数無制限、がんが原因のとき10万円、その他のときは5万円)

なお、先進医療は医療保険に加入していれば多くの医療保険では特約を付けることで補償を追加できます。特約保険料も100円前後と低額です。先進医療を主な目的として加入を検討する場合、医療保険に加入済みであれば、両者の補償内容を比較検討してから決めることをおすすめします。

臓器移植に関しては国内で移植を受けるときは小腸の移植以外は健康保険が適用されます。医療費が高額になっても高額療養費制度が利用できるので、医療費の実質負担額は海外で臓器移植を受けるときのように1億円を大きくこえるような巨額な費用になることはありません。国内の臓器移植でかかる費用は、臓器を移動するための費用を加えても1回あたり200万円程度です。海外で臓器移植を受けるには、1,000万円では不足しますが、国内での臓器移植に対しては十分な金額です。ただし、200万円程度の実質負担額であれば、可能性の低い臓器移植に対して月額500円でも加入しておく必要があるかは十分に検討したほうがよいでしょう。

第三章 少額短期保険とは

1Day自動車保険は月額保険料500円の先進医療と臓器移植に特化した医療保険以外にも補償内容がユニークな保険がたくさんあります。例えば、以下のような保険を安い保険料で利用できます。

  • スマホが壊れたとき何回でも補償を受けられる「モバイル保険」
  • 高額なイベントや旅行のツアーが中止になったときに補償を受けられる「不使用チケット費用補償保険」
  • 旅行先で雨が一定期間降り続いて旅行が楽しめなかったときに旅行代金が補償される「お天気保険」 など

さまざまな種類の少額短期保険のなかから、保険料はワンコインではありませんが、医療保険・損害賠償保険関係をいくつか紹介します。なお、保険料や補償内容は変わる可能性があります。検討するときは最新の情報を確認してください。

1.糖尿病保険

「糖尿病保険」は、糖尿病治療中でも加入できる医療保険・生命保険です。

  • 保険料は入院日額5,000円の補償で年齢30歳の場合、月額男性2,042円、女性1,536円
  • ケガや糖尿病以外の入院・手術も保障されます
  • 主な補償は、入院給付金(5,000円×入院日数、1入院60日限度)。手術給付金(入院中の手術 5万円、入院中でない手術 2.5万円。歯周組織の手術 2.5万円×2回

2.リボン認知症保険

  • 保険料は1,000万円の補償で年間2.48万円(月々にして約2,067円)
  • 認知症の診断なしで加入可能(認知症になってからでも加入可能)
  • 主な補償は、法律上の損害賠償金や緊急措置費用など最大1,000万円まで)

3.ガン入院医療特化医療保障ナンバーワン

「ガン入院医療特化医療保障ナンバーワン」は、ケガ、病気の入院だけでなく、がんや先進医療までカバーし、さらに熱中症になったときに手厚い補償も受けられる医療保険です。

  • 保険料は40~44歳の場合1,880円(男女同額)
  • 熱中症に関する主な補償は、熱中症によって2日以上入院した場合、入院日額に加え、5万円が熱中症一時金として支払われます

第四章 少額短期保険のメリット・デメリット

医療保険は現在加入している医療保険にプラスして補償を厚くしたい部分をカバーする保険があれば加入を検討すると、安い掛け金で補償内容を充実できます。また、一般的な医療保険では加入ができない病中の人でも加入できるなどのメリットがあります。

しかし、一方で以下のデメリットがあります。

  • 保険料が、生命保険料控除の対象にならない
  • 保険を運用する会社の規模が小さく倒産リスクが高い。万が一、倒産すると一般的な生命保険や損害保険は、生命保険(損害保険)契約者保護機構によって、受けられる補償の90%まで保障されますが、少額短期保険にはこのような保障制度がない

まとめ

ワンコインで加入できる医療保険やワンコインよりは少し高額な保険料になりますが、きめ細かな医療保険のニーズに対応した少額短期保険を紹介しました。これらの保険は、主たる医療保険が不足すると考えられる補償部分を厚くするときに利用できます。
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