クレジットカード附帯か任意加入旅行保険はどっちを選ぶべき?

夏はまとまった休暇がとれて旅行に出かける人が多くなるシーズンです。コロナ感染が再拡大する懸念がありますが、自粛生活のストレス発散や家族がそろって旅行できる楽しみがあります。しかし、旅行中には、ケガなどの思わぬ事故などによる医療費の支出や携行品の破損や盗難、あるいは第三者への賠償などのリスクが生じる可能性があります。

これらの損害をカバーする保険が、多くの人が所有するクレジットカードのほとんどに附帯しています。一方、クレジットカードを所有していない場合や、クレジットカードではされない保障をカバーできる任意加入の旅行保険もあります。その保障内容の違いや利用上の注意点などを紹介します。

第一章 クレジットカード附帯の旅行保険について

クレジットカードには、キャッシュレスによる決済機能のほかにポイント機能や、優待割引サービスが利用できるなど、さまざまなサービスが付加されています。旅行保険もそれらの附帯サービスの一つです。

クレジットカードに附帯されている旅行保険の保障内容は、カード会社やカードの種類によって異なります。特に、年会費無料のカードと有料のゴールドカードやプラチナカードでは同じカード会社であっても大きく異なります。旅行前に所有しているクレジットカードに旅行保険が附帯しているか、附帯していれば保障内容の詳細について確認するようにしてください。これらの知識があると万が一のときに請求でき、医療費や損害を補てんしてもらえます。知らないと請求できないので保障されるのに保障を受けられないことになってしまいます。

1.保障内容

1-1 傷害死亡・後遺障害への保障

一般的に傷害死亡・後遺障害への保障は、海外旅行中と国内旅行中では異なり、カード会社やカードの種類によっては海外旅行中しか保障されない場合があります。海外旅行中では、旅先の事故でケガを負い、そのケガが原因で事故の発生日から一定の期間内に死亡または後遺障害が生じた場合に保険金が支払われます。一方、国内旅行中では、公共交通機関での事故や宿泊施設の火災、ツアーに参加中での事故に限定されるなど保障の範囲が狭められています。

1-2 疾病の治療費に対する保障

疾病治療費用は、主に海外旅行中に適用されます。海外旅行中に適用されるカードの場合、保障は無条件ではなく旅行期間中または旅行後の一定時間内に発病した疾病で、かつ旅行期間終了後一定時間内までに医師の治療を受けた場合に適用されるなどの条件がつきます。旅行期間中に所定の感染症に感染した場合は、旅行後の一定期間の条件が長く設定されているのが一般的です。なお、妊娠・出産・早産・流産に起因する疾病や歯科に関する疾病は除かれます。

1-3 賠償責任に対する保障

カード会社やカードの種類によっては、旅行中に故意ではなく偶然によって、他人の体や財産に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合、保障が受けられます。ただし、海外旅行のみの適用であったり、損害の対象に制限が付いたりします。

1-4 携行品の損害に対する保障

カード会社やカードの種類によっては、旅行中にカメラやスマホなど携行品を盗まれたり、火災などの事故で破損したり、あるいは紛失したりしたときに保障を受けられます。ただし、現金や小切手・株券・手形などの有価証券には適用されないのが一般的です。

2.利用上の注意点

カード会社やカードの種類によって保障の詳細が異なる以外に以下の注意点があります。

  • クレジットカードを持っているだけでは附帯する旅行保険が適用されない場合があります。利用附帯と呼ばれ、旅行の交通費や宿泊費をクレジットカードで支払う必要があります。一方、所有しているだけで適用されるのは自動附帯の旅行保険です。自動附帯であれば、旅行費用をクレジットカードで支払わなくても保障されます。所有しているクレジットカードが、利用附帯か自動附帯のどちらであるかを確認しておきましょう。
  • カード会社やカードの種類によっては、上記の保障以外に「乗継ぎ遅延や手荷物遅延、および手荷物紛失で生じた費用」「出航遅延や欠航などによって搭乗できなかったことで生じる費用」などに対する保障が受けられる場合があります。
  • 複数所有するクレジットカードに附帯する旅行保険の併用は、一般的には合算して支払われません。死亡・後遺障害の場合、最も高い保障を受けられる旅行保険の金額までの保障がされます。

二章 任意加入の旅行保険について

クレジットカード附帯ではない旅行保険とは、主に旅行中のケガによる入院や治療に備えるため、任意で加入できる掛け捨て型の保険のことです。保障内容は加入する旅行保険によって詳細は異なりますが、クレジットカードに附帯する旅行保険とほぼ同じです。クレジットカードを所有していない、あるいは所有するクレジットカードでは保障内容・範囲・金額などが不足するときに利用するといいでしょう。保険料は旅行期間や保障内容によって異なりますが、国内旅行を数日間する場合は、数百円~数千円程度で利用でき、少額で旅行中の思いがけない出費に備えられます。

第三章 クレジットカード附帯/任意加入旅行保険の違いは?

任意で加入する旅行保険とクレジットカードに附帯する旅行保険との大きな違いは、任意加入の旅行保険は保障金額や保障内容を自分の希望に合わせて、ある程度自由にカスタマイズできることです。また、クレジットカードに附帯の旅行保険には死亡や後遺障害など大きな事故しか保障を受けられない場合がありますが、任意で加入できる旅行保険の保障範囲は広いのが一般的です。

任意加入の旅行保険では保険料が必要になりますが、クレジットカード会社に附帯の旅行保険の保障では十分ではないときは、旅行保険でカバーするようにしてください。違いの比較は主に以下の項目で行います。

  • 保障金額
  • 保障内容と保障範囲
  • 支払い条件
  • 免責の有無や免責内容と免責金額

なお、クレジットカードに附帯の旅行保険も任意加入の旅行保険も詳細な保障内容・金額・支払い条件などは扱う会社やカードの種類などで異なります。また、保険金の支払いの際には審査があって保障されると思っていても支払われない場合があります。支払い条件などをよく確認して利用するようにしてください。

第四章 まとめ

楽しい旅行もケガや病気のリスクがあります。病気の保障に関しては旅行保険ではカバーされない可能性があります。クレジットカードに附帯の旅行保険や任意加入の旅行保険だけではなく手頃な掛金で始められる全国共済に加入しておくと、旅行中はもちろん暑さによる熱中症や病気にも保障されるため、万全の備えとして全国共済に加入しておくことをおすすめします。


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