毎年各地で甚大な被害が発生している台風への備えを万全に

毎年台風による甚大な被害が発生しています。 年間で約20個から30個発生している台風は、2022年も9月1日現在で11個発生しました。その内、日本に接近したのは4個、上陸したのは2個です。台風は、地球温暖化が関係しているとも言われています。そこで今回は、その理由や台風の被害を抑えるために必要なこと、および準備しておきたいグッズについて紹介します。

第一章 地球温暖化により強力な台風が増加

台風による被害が年々大きくなっています。その原因の一つが地球温暖化であることは、以前から指摘されていました。そんななか、海洋研究開発機構の最新のコンピューターによるシミュレーションで、原因が科学的に地球温暖化であることが分かってきています。

シミュレーションの結果、以下のように強い台風が増えるとともに降水量の増大・強風域の拡大で、より大きな被害が出る可能性が高くなることが判明しました。

(1)強い台風が現在に比べて、21世紀末には6.6%増加
(2)台風に伴う降水量が11.8%増加
(3)強風域の半径が10.9%程度増加

また、海洋研究開発機構とは別に地球温暖化による2℃の気温上昇で、将来の台風の規模・強度がどのように変化するかの予測を世界各国がシミュレーションしています。その結果を平均すると、以下のように変化すると報告されています。

(1)台風の発生数が14%減少
(2)台風の総発生数に対する強い台風の割合が13%増加
(3)平均降水量が12%増加
(4)台風の平均強度(風速の大きさで評価)が5%増加

台風の発生数が減少するという予測は意外ですが、強い台風が増えることから、被害の増大は避けられないようです。常日頃から大雨や強風に対する備えの重要性が、今後ますます高まっていきます。

第二章 ふだんから行っておきたい台風への備え

台風などの自然災害にはふだんからの備えと、いざというときに必要な知識が重要です。十分な備えと知識があれば大切な命を 守り、財産などの被害を最小限に抑える行動につながります。

(1)家の外の危険に備える

  • 窓に鍵をかけ雨戸を閉め、必要に応じて屋根、壁、塀などを補強する。
  • 側溝や排水口は掃除して水はけをよくしておく、また必要に応じて土のうを積む。
  • 風で飛ばされそうな物は固定するか、屋内へ運び入れる。

(2)家の中の危険に備える

  • 雨戸がない窓のガラスに飛散防止フィルムやテープなどを貼り、カーテンを閉め、ブラインドは下ろす。
  • 断水に備えて、浴槽やバケツに水を張るなどして生活用水を確保する(手洗いやトイレ用に活用)。
  • 必要に応じて床上の浸水対策として家財や家電などを高い所や2階に移動し、低い位置のコンセントに接続した家電製品は漏電を防ぐためコンセントを抜く。

(3)避難場所を確認しておく

  • 最寄りの避難場所・経路を確認しておく( 事前に防災マップやハザードマップで避難ルートに洪水の恐れや土砂災害がないか確認しておく)。
  • 避難するときに持ち出す最小限の持ち物をバッグに用意し、すぐに取り出せるような場所に置いておく。バッグは両手が使えるリュックサックがよい。
  • 最寄りの避難場所・経路は日頃から家族で確認し、迅速に行動できるようにしておく。
    なお、避難場所・経路は災害の種類によって異なるため、国土交通省が提供する全国自治体ハザードマップなどで確認しておくことが必要。ハザードマップには以下があります。
  • 水ハザードマップ(河川の氾濫などによる被害が予想される浸水範囲やその深さが示されている)
  • 内水ハザードマップ(集中豪雨などによる雨水が排水できずに起こる浸水被害が予想される地域や避難所の情報が示されている)
  • 高潮ハザードマップ(高潮による浸水被害が予想される地域が示されている)
  • ため池ハザードマップ(農業用のため池の氾濫による被害予想範囲が示されている)
  • 宅地ハザードマップ(大規模な盛り土によってがけ崩れや地滑り、土砂流出リスクのある危険箇所が示されている)

※避難する前に火元となるガスの元栓や電気のブレーカーを落とし、戸締まりをする。

(4)「台風情報」「警報・注意報」などの情報を随時チェックする

  • テレビやラジオ、インターネットから最新の台風情報、警報・注意報の発令情報を入手する。
  • テレビやラジオ以外からの情報収集は主に以下から入手する。

その他(自治体の災害情報ページを確認し、災害情報がわかるスマホアプリをインストールしておく)

(5)不要・不急の外出をしない、また危険な場所には絶対に近づかない

  • 普段は危険と思えない小川や側溝でも雨で増水すると危険。また道路との境界が判別できず、転落する可能性があるので近づかない。
  • 雨が長く続くと、普段は安全と思われている場所でもがけ崩れなどが起こりやすく、暴風による飛来物による事故も起きやすい。
  • 屋外で家屋の補修は控える。

(6)電話が不通、または通じにくいときの救助要請はTwitterなどを利用する

  • 災害発生後は通話が殺到して電話がつながりにくくなるため、つながりやすいTwitterなどで要請する。
    具体的なTwitterでの救助要請は、「#救助」のハッシュタグとともに要請内容や写真、および住所または位置情報など具体的かつ正確な情報を記載。救助完了後は、結果の報告のツイートとともに、救助要請ツイートを削除する。

(7)食品・飲料水を備蓄する

農林水産省によると、災害発生からライフラインの復旧まで1週間程度要するケースがあるとのことです。

  • 目安は食品・飲料水を最低でも3日分、できれば1週間分備蓄しておく(飲料水は1日あたり1人3リットル)。

(8)安否確認の方法を家族で共有しておく

・家族が同じ場所に避難できるとは限らず、また災害時には携帯電話がつながりにくくなるため、確実な連絡方法を家族で話し合っておく。また、すぐに使えるように使い方を確認しておく。
※災害時の安否確認の方法

(9)その他

  • 停電時のためにスマホやノートパソコンをフル充電し、必要に応じてモバイルバッテリーや発電機を用意する。
  • 停電で冷蔵庫やエアコンが機能しない場合に備えて、保冷剤を冷凍しておく。食品の保存以外にも首や脇を冷やして熱中症対策に利用できる。
  • 保冷剤がないときはペットボトルに水を入れて冷凍しておく(飲料水や生活用水にも併用できる)。
  • 車のガソリンを満タンにしておく(停電時でも車の中で、暑さや寒さを しのげる、スマホの充電ができる)。

第三章 台風に備えるためのグッズ(食品・飲料水を除く)

以下のグッズを貴重品(現金、印鑑など)および預金通帳、健康保険証、免許証のコピーなどとともに用意しておき、いざというときはすぐに持ち出せるようにしておきます。

  • 防災ずきん、ヘルメット
  • スマホ
  • マスク、軍手、手袋、耳栓など
  • 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)、衛生用品、防虫スプレーなど
  • 懐中電灯、携帯ラジオ(予備電池)
  • 衣類、下着、靴下
  • 毛布、寝袋、タオル、くつ、スリッパ、くし、ブラシ、鏡
  • 洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯・簡易トイレ、トイレットペーパーなど
  • ろうそく、ライター
  • めがね(ないと困る人)
  • 笛(緊急時に居場所を知らせるため)
  • 筆記用具(紙、ボールペン、油性ペンなど)
  • 万能ナイフ
  • ビニール袋、ビニールシート
  • 毛抜き(とげ抜き)
  • 雨具
  • (女性用)化粧品、生理用品、防犯ブザーなど
  • (乳幼児がいる場合)哺乳瓶、粉ミルク、離乳食、紙オムツ、おしりふき、おもちゃ、絵本、母子健康手帳のコピーなど
  • (高齢者がいる場合)常備薬、介護用品、老眼鏡、入れ歯、大人用おむつなど

第四章 まとめ

台風は年々巨大化し、今後も大きな被害を各地にもたらす可能性があります。備えを していても、被害を完全に防ぐことは不可能です。 そこで、水害に対する保証も受けられる全国共済の『火災共済』への加入をおすすめします。


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