増加する『コロナ太り』の原因と対策

新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの人が外出の自粛、在宅勤務へのシフトなどによる日常生活における行動の制約や変化で運動不足に陥っています。NHKの記事(リンクアンドコミュニケーション調べ)によると調査回答者の約57%の人にステイホームによる体重増加がみられ、いわゆる「コロナ太り」の状態になっています。そこで、「コロナ太り」の原因、肥満の悪影響、および「コロナ太り」の対策について紹介します。

第一章 コロナ禍で『コロナ太り』が増加!

NHKは、体重増加1kg未満が全体の31.5%、1kgから2kgが15.8%、3kg以上が9.4%であったと伝えています。ただし、同じ1kgの増加でも、体重が40kgの人と80kgの人では増加率が2倍も異なり、体への悪影響は違ってきます。また、同じ体重増加でも「内臓脂肪」と「皮下脂肪」による増加では健康への悪影響度は異なります。そのため「コロナ太り」による単なる体重増加だけでは健康への悪影響の深刻さは十分に判断できません。しかし、新型コロナウイルスによって従来と異なった行動をしなければならなくなり、その結果、体重が増加した人が増えていることは事実です。そして体重増加は、程度の差はあっても健康にあまりよい結果をもたらしません。

各都道府県への「緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置」は、新型コロナウイルス感染者数の劇的な減少で2021年9月30日に解除されました。しかし、株式会社ワークポートの調査によると、緊急事態宣言が解除されても働き方に変化がないと回答した人は回答者全体の約60%を占めています。そのためコロナ太りする人は、まだまだ減らない可能性があります。特に毎日の体重変化に強い関心がないと、緩やかに上昇し続けて気がついたときにはかなりの体重増になっている可能性があります。劇的に減少した感染者数も、また増加する可能性があることから引き続き「コロナ太り」には注意していかなければなりません。

第二章 『コロナ太り』の原因は?

「コロナ太り」の原因は主に以下の3つが考えられます。

1.体を動かす機会と量の減少

外出や通勤回数の減少によって、スポーツを楽しむ機会や健康のためのにスポーツジムなどで意識して行っていた運動、また、外出や通勤などで歩いていた意識しない運動量が減っています。これにより、今までと食事の量が変わらなくてもカロリー摂取分が体重増につながっています。特に都会で電車通勤していた人がリモートワークで在宅勤務になると駅までの歩行、駅の階段を利用する際の上り下り、およびバスや電車に揺られている時間での消費カロリーが激減しているので太りやすくなります。

2.食事の量・内容の変化

在宅時間が長くなることで間食が増加したり、食事もゆっくりできることから食事量が増えたりして摂取カロリー量が増える可能性が高くなります。運動量が落ちていないと思っていても摂取カロリー量が、その分が体重増につながります。

3.生活の変化によるストレス

好きな外出ができないというストレス、あるいは新型コロナウイルスによって収入が減少したり、あるいは働き方が変わったりすることでストレスを感じる人が多くいます。ストレスは、さまざまな悪影響を心身に与えますが、その影響の1つが暴飲暴食です。

人はストレスを強く感じるとドーパミンというホルモンを過剰に分泌するようになります。このドーパミンは食欲を増大させる作用があります。またストレスを感じると、満腹中枢を刺激して食欲を抑えるレプチンというホルモンの働きが鈍くなり満腹感が得られにくくなるため食べ過ぎにつながります。

第三章 健康に悪影響を与える『コロナ太り』と対策

「コロナ太り」は健康に悪影響を与え、新型コロナウイルスに感染したときに重症化するリスクが高まることから、意識して「コロナ太り」にならないようにする必要があります。

1.「コロナ太り」が健康に悪い理由

1-1 生活習慣病の発症リスクが高くなる

体重が増加し、肥満状態になると糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を発症しやすくなります。そして、生活習慣病が悪化すると血管が傷つき、もろくなって動脈硬化を引き起こします。その結果、死に至る重篤な病気である心筋梗塞や脳卒中などを発症するリスクが高まります。なお、健康を害する肥満というと欧米人のような超肥満体な人を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、日本人は体質的に超肥満体になる人は多くいません。ひどく太っていないからと油断するのは危険です。なお、日本人が超肥満体になりにくいのは、欧米人に比べてインスリンの分泌能力が低いためと考えられています。

1-2 新型コロナウイルスに感染したとき重症化しやすい

太った人が新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいことがわかっています。その理由は太った人はウイルスや細菌が体内に侵入してきたとき、それと戦い、排除しようとする免疫細胞が正常な細胞まで攻撃し、全身の臓器を傷つけたり、血栓を生じさせたりするからです。また、新型コロナウイルスを体内に侵入しやすくする種類の酵素が脂肪細胞に多く含まれていると考えられています。さらに、腹部や胸部の周りについた脂肪によって、肺が広がりにくく呼吸困難を起こしやすいことも新型コロナウイルスに感染したときに悪化を招く原因の1つです。

2.「コロナ太り」にならないための対策

「コロナ太り」にならない対策は、外出の自粛やストレスの増加によって生じる「運動量の低下」「食欲の増大」を抑えることです。外出自粛などで運動量が減少、さらに在宅時間の増加やストレスで食事の量が増えたときの対策は以下の2つです。

  • (1)運動量が減る→食事によるエネルギー摂取を減らす
  • (2)食事量が増える→運動によるエネルギー消費を増やす

ただし、(1)の場合、太らないようにと食事量を無理に減らすと栄養バランスが崩れて健康状態が悪化します。また、運動しないと筋肉量が減って基礎代謝が下がり脂肪燃焼が起こりにくくなって、あまり太っていないのに脂肪は減らずに太っているのと同じ「隠れ肥満」になる可能性があるので最低限の運動は必要です。そして「太っている、いない」を体重だけで判断しないようにしなければなりません。

ストレスによって食欲が増進したときはストレスの発散が必要です。ストレス発散には以下のような方法があります。どの方法が効果的かは個人差があるので自分にあった方法を見つけて行うようにしましょう。

  • 好きな趣味(読書、映画、音楽、スポーツ、ゲームなど)を楽しむ
  • 入浴する
  • 散歩やストレッチなど太陽のもとで体を動かす
  • 十分な睡眠時間をとる
  • 親しい友人と楽しい会話を楽しむ
  • マッサージを受ける
  • ペットと遊ぶ
  • 瞑想や深呼吸を繰り返す

そのほかにも、生活習慣として以下を常に行っているとストレスを抑えられます。

  • 規則正しい生活リズムで生活する
  • 栄養バランスのよい食事をする

ストレスが重強く、軽減できない場合は専門医に相談してください。

第四章 まとめ

「コロナ太り」による肥満は生活習慣病のリスクを高めます。また、運動不足によって「コロナ膝」になると、ますます運動不足になる悪循環を招きます。肥満は気づかないうちに進行し、生活習慣病も気づきにくいので、気づいたときは病気がかなり進行している可能性があります。適度な運動やバランスのよい食事で「コロナ太り」や生活習慣病を予防しましょう。また、生活習慣病は病気が進行すると治療が長引き医療費が多額になる可能性があります。万が一に備えて全国共済に加入しておくことをおすすめします。

 


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