徹底的全国共済! 誰が入れてどこまで保障されるか調べてみました

2018年4月13日

これまでにも本サイトでは全国共済について何度か取り上げてきておりますが、新年度にもなりましたので、ここで改めて全国共済がどういうものか振り返ってみることにしました。(新年度になって共済や保険の見直しをしてる人も増えていることだと思いますし)

 

全国共済とは?

全国共済というのは、都道府県民共済グループ(全国生協連)の中の1つで、 神奈川県に住んでいたり、勤めていたりする人が対象になります。

都道府県民共済グループ(全国生協連)は、それぞれの都道府県から認められ共済事業を39都道府県で現在行っておりますが、それぞれの都道府県ごとにその名称が異なり、神奈川県では「全国共済」、東京都では「都民共済」、京都府と大阪府では「府民共済」、北海道では「道民共済」になっています。

 

なお、神奈川県の共済としては、全国共済の他にも神奈川県民共済というものがありますが、全国共済の場合は、事業を全国39都道府県で都道府県民共済グループとして展開しているのに対して、神奈川県民共済の場合は、事業を神奈川県だけで展開しています。

よく都道府県民共済グループの神奈川県版が神奈川県民共済と勘違いされる方もいますが、都道府県民共済グループの神奈川県版は「全国共済」になります。

 

もし他県から神奈川県に引っ越しをされて、それまで加入していた都道府県民共済グループに継続して加入したい場合は「神奈川県民共済」ではなく、「全国共済」になりますので、もし心当たりある方は再度申し込み用紙などを確認してみて、間違いのないようご注意くださいませ。

 

生命共済について

全国共済には生命共済として、年齢によって大きく3つのカテゴリーがあります。

 

●0歳~満17歳の健康な子供の場合
子供型には掛金が1,000円と2,000円の2コースあり、1,000円のコースで以下の保障内容になります。

こども型保障内容

画像引用:全国共済

 

●満18歳~満64歳の健康な人の場合
型は3種類「総合保障型」「入院保障型」「総合保障型+入院保障型」とあり、それぞれの内容と掛金については下記の通りになります。

 

・総合保障型の場合は、入院から死亡までよいバランスの保障になっており、1,000円、2,000円、4,000円の月掛金のコースがあります。

・入院保障型の場合は、入院に対する手厚い保障を重要視したもので、2,000円の月掛金です。

・総合保障型+入院保障型の場合は、入院と死亡がいずれも手厚いものであり、3,000円と4,000円の月掛金のコースがあります。

 

「総合保障型+入院保障型」の4,000円のコースで以下の保障内容が受けられます。

総合保障型+入院保障型の保障内容

画像引用:全国共済

 

●満65歳~満69歳の健康な人の場合
こちらも型は3種類「熟年型」「熟年入院型」「熟年型+熟年入院型」とあり、それぞれの内容と掛金については下記の通りになります。

 

・熟年型の場合は、入院から死亡までよいバランスの保障になっており、2,000円と4,000円の月掛金のコースがあります。

・熟年入院型の場合は、入院に対する手厚い保障を重要視したもので、2,000円の月掛金のコースがあります。

・熟年型+熟年入院型の場合は、入院と死亡のいずれも手厚いもので、4,000円の月掛金のコースがあります。

 

「熟年型+熟年入院型」の4,000円のコースで以下の保障内容が受けられます。

熟年型+熟年入院型の保障内容

画像引用:全国共済

 

火災共済について

火災共済は、住宅や家財に対して保障するものですが、火災だけでなく、落雷や落下物、車両の衝突、他人の住居からの水漏れ、第三者の直接加害行為などに対しても保障しています。ここでは、火災共済の実際の支払例についてご紹介いたします。

 

ただ、生命共済と違って、住んでいる家の面積だったり、家族の人数などによって掛金や保障額が変わってきますので、ここでご紹介する支払例は、あくまで一例になります。詳細については、全国共済のホームページなどに詳しく掲載されていますので、詳しく知りたい! という方は、そちらをご確認いただければと思います。

 

●建物の掛金について

 

重複してしまいますが、諸条件によって異なりますので、ここでは大雑把に「木造」と「鉄筋コンクリート造」に分けて説明します。

 

木造

1坪あたりの月掛金は49円で、住宅の保障額は70万円なので、

10坪の場合は月掛金490円、保障額700万円、

30坪の場合は月掛金1,470円、保障額2,100万円となります。

ただし58坪を超える場合は、一律月掛金2,800円、保障額4,000万円までとなります。

 

鉄筋コンクリート造

1坪あたりの月掛金は30円で、住宅の保障額は70万円なので、

10坪の場合は月掛金294円、保障額700万円、

30坪の場合は月掛金882円、保障額2,100万円となります。

ただし58坪を超える場合は、一律月掛金1,680円、保障額4,000万円までとなります。

 

●家財の掛金について

 

こちらはお住まいの住居の条件に加えて、家族人数が加味された掛金になります。

 

木造

家族人数1人の場合は、月掛金280円で保障額は400万円、

2人の場合は、月掛金560円で保障額は800万円、

3人の場合は、月掛金840円で保障額は1,200万円、

4人の場合は、月掛金1,120円で保障額は1,600万円、

5人以上の場合は、一律月掛金1,400円で保障額は2,000万円までとなります。

 

鉄筋コンクリート造

家族人数1人の場合は、月掛金168円で保障額は400万円、

2人の場合は、月掛金336円で保障額は800万円、

3人の場合は、月掛金504円で保障額は1,200万円、

4人の場合は、月掛金672円で保障額は1,600万円、

5人以上の場合は、一律月掛金840円で保障額は2,000万円までとなります。

 

●支払事例

 

支払いについては、上記掛金と保障額に加えて、災害の種類などによっても変わってきますので、ここでは支払事例をご紹介いたします。

●火災で全焼した場合
タバコの火で火災になった隣家から燃え移って自宅が全焼した場合に、住宅が2,100万円と家財が1,200万円の火災共済に加入していると、3,300万円の保障額と200万円の臨時費用のトータル3,500万円が支払われます。

●落雷の場合
雷がテレビのアンテナに落ちて、テレビ・冷蔵庫などが壊れた場合に、家財が1,200万円の火災共済に加入していると、修復ができないようなものを買い替える費用なども含めて、30万円の損害査定額と6万円の臨時費用のトータル36万円が支払われます。

 

まとめ

ここまで三章にわたり全国共済について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

こまごまとした解説にはなりましたが、一言で言ってしまうと全国共済は少ない掛金で手厚く、幅広く保障してもらえる共済だということなのです。

 

こんなに素敵な共済を利用しない手はないと思いますので、もし神奈川県に住んでいたり、お勤めされてる場合は、全国共済への加入についてぜひ検討してみてください。

 

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