共済保険の保険証を紛失!どうしたらいい?
保険証を紛失した時
共済の保険証を紛失した場合、そのまま放置しておくわけにはいきません。
もし悪意のある第三者が手にしたとなると悪用される恐れも出てきますし、何より保険証がないと病院などで診察を受けることもできないでしょう。
ここでは、共済の保険証を紛失してしまった時にどのような行動をとるべきかまとめてみました。
まずは落ち着いて考える
保険証を紛失してしまったとなると気持ち的にも焦ってしまいますし、ちょっとしたパニックになって慌ててしまう方もおられるでしょう。
気持ちはよく理解できますが、まずは気持ちを落ち着けてゆっくり考えることが大切です。
どこかに落とした可能性
知らず知らずのうちにどこかへ落としてしまったという可能性もありますから、最近の行動を思い返してみましょう。
病院で診察を受けたり、身分証明書としてどこかで提示したりした覚えはありませんか?
保険証を提示するシーンの多くは病院など医療機関となりますし、まず疑うのは病院で落としたのではないかということです。
また、会員証などを作るための公的身分証明書として提示した覚えがあるのなら、そのお店に落としていないか確認してみましょう。
盗難に遭った可能性
あまり考えたくはないでしょうが、保険証が盗難に遭った可能性も否めません。
保険証を他人の手の届くところに放置しておいた記憶がないか辿ってみましょう。
財布の中に保険証を入れている方の場合「財布も現金も盗られていないんだから保険証だけ盗られるなんてことないでしょ」と思いがちですが、そんなことはありません。
保険証があれば本来の加入者に成りすましてお金を借りたり、何かの契約をするといったことも可能になります。
目先の現金には目もくれず、保険証だけを盗んだということも十分考えられるのです。
どこかへ置き忘れた可能性
「保険証がない!」と大騒ぎしてしまう方に限って実はどこかに置き忘れているだけというケースもあります。
最近保険証を財布やパスケースなどから取り出してどこかに置いた記憶はありませんか?
自宅のリビングや寝室、家具や家電の上、会社の机の中など思い当たるところをあたってみましょう。
悪用を防ぐための対処
どこかに落としてしまった可能性や盗られた可能性はあるものの、どうしても当時の状況が思い出せないという方もおられるでしょう。
あまり悠長にしていても保険証を悪用されてしまう恐れがありますから、思い出せないのなら最悪の事態を想定して行動を起こす必要があります。
警察への届け出
悪用されてしまっては元も子もありませんから、まずは警察に届け出を出しましょう。
大きな警察署でなくても、近所の交番などでも遺失物の届け出は受理してもらえます。
警察に遺失物として届け出をしておけばもし誰かが保険証を拾って届けた時などに連絡してくれます。
信用情報機関への登録
先ほどもお話したように、保険証は公的な身分証として扱われますから悪意のある人だとそれを悪用してお金を借りたり何かの契約を結んでしまう可能性もあります。
そのようなことが起きないように信用情報機関への登録をしておきましょう。
代表的なところだと全国銀行個人信用情報センター、シーアイシー、JICCなどがあります。
保険証紛失の旨を伝えて登録しておくと他人が成りすまして借金することもできなくなります。
再発行の手続き
保険証を失くしてしまったら再発行もしなくてはなりません。
ここでは共済の保険証を再発行する時の大まかな流れについてご紹介しましょう。
会社に相談する
共済の場合はまず勤めている会社の保険を扱う部署、もしくは直属の上司などに相談しましょう。
会社から指示があると思いますから、それに従って再発行を進めることになります。
共済組合に書類を提出
共済だと勤務先を通じて共済組合に書類を提出しなくてはなりません。
組合員証等再交付申請書という書類に記入して提出することになります。
再発行までにかかる期間
保険証が再発行されるまでにどれくらいかかるのかは気になるところだと思います。
共済のケースだと1~2週間ほどは見ておいた方が無難でしょう。
もちろん、あくまで目安ですからタイミング次第ではもっと早く再発行してもらえることもあります。
再発行までの間の医療費
保険証が再発行されるまでに病院で診察や治療を受けることもあるでしょうが、この時にはとりあえず全額負担で医療費を支払うことになります。
ただ、保険証が再発行された後で7割分の還付請求ができますからそこまで心配することはないでしょう。
紛失しないよう注意しよう
共済の保険証を紛失してしまうと警察や信用情報機関、組合への届け出など何かと手間も時間もかかります。
また、保険証を悪用されてしまうことも十分あり得ますから、そのようなことにならないよう日頃から保険証は大切に保管するようにしましょう。
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