免疫力を高めて新型コロナウイルスをはじめとした病気から体を守りましょう

2020年5月21日

新型コロナウイルスはマスクや手洗いをして、三密を避けるなど最大限の努力をしても完全に感染を防止することは困難です。そのため感染しても発症を抑え、症状が出ても重症化を防げる免疫力が注目を集めています。免疫力を高めることは、新型コロナウイルスだけでなく、がん、インフルエンザなどのさまざまな病気、そして新たな未知のウイルスが引き起こす病気の脅威から私たちの身を守ってくれます。そこで、免疫力とは何か?免疫のメカニズム、免疫力が低下したときの問題、および免疫力を高めるにはどうすればよいかについて紹介します。

第一章 そもそも免疫力とは?

免疫とは、ウイルスや細菌などの病原菌、あるいは花粉など体に悪影響を与える異物(以下、抗原という)を体内に侵入させないように防御する仕組みと、その防御を突破して体内に侵入した抗原を攻撃して排除する仕組みの2段階で体を守ることで、免疫力とはその強さのことです。体内に抗原を侵入させない1段階目の防御の働きは粘膜免疫と呼ばれ、目、鼻、口、腸管などの粘膜で抗原の侵入を防御します。粘膜免疫で防御できずに異物が体内に侵入したときは、全身免疫と呼ばれる2段階目の免疫が働き、抗原を攻撃して体を守ります。しかし、免疫力が弱いと抗原を排除できずに症状が現れます。

全身免疫には、大きく分けると自己免疫と獲得免疫があります。自己免疫とは、異物を免疫細胞が直ちに攻撃して排除する働きのことです。獲得免疫とは、自己免疫の働きでは排除が困難な抗原を自己免疫のときとは異なる免疫細胞が攻撃して排除する働きのことです。この2つが互いに協力して働き、抗原を体内から排除します。発熱の症状は熱に弱い抗原を攻撃するために起こり、下痢の症状は抗原を体外に早く排出するために起こりますが、いずれも免疫の働きによって起きる体の反応です。

獲得免疫として働く免疫細胞の一種は、体内に侵入した抗原の種類を記憶し、次に同じ抗原が侵入したときに速やかに無力化できるように働きます。新型コロナウイルスで最近話題になっている抗体検査の抗体とは、体内に入った抗原を体外へ排除するために体内で作られる免疫グロブリンというタンパク質の総称のことです。早期にできることが期待されている新型コロナウイルスのワクチンは、獲得免疫の働きを利用しています。ワクチンには、抗原の毒性を弱めた生ワクチンや感染力をなくす処理をした不活化ワクチンなどがあり、あらかじめこれらのワクチンを体内に投与すると体内に抗体が作られます。そして、実際に抗原体が体内に侵入すると、この抗体が速やかに働いて発症の防止、あるいは発症しても重症化を防ぎます。

第二章 免疫力が下がるとどうなるのか?

1.免疫力が低下することで起こること

免疫の働きは、外部から抗原、細菌などや体内で発生するがん細胞などの異常細胞によって起こる病気から体を守っています。そのため、免疫力が下がると感染症にかかりやすく、症状も重くなり、かつ治りにくく、がんなどの異常細胞による病気を発症しやすくなります。また、1つの病気を発症することで、それが他の病気の原因になることもあります。

具体的な病名としては、かぜ、インフルエンザ、食中毒、中耳炎、副鼻腔炎(ふくびくうえん)、気管支炎、肺炎、呼吸不全、口内炎、発疹、湿疹(しっしん)、脱毛、敗血症、リンパ節炎、がん、糖尿病、心臓病、さまざまなアレルギー症などです。病気以外では、免疫力が低下しているときは血行が悪化し、新陳代謝が低下することから肌荒れなど美容面にも悪影響が現れることがあります。

2.免疫力を低下させる原因

  • 年齢
  • 激しい運動などによる疲労、または運動不足
  • 栄養不足、栄養バランスの悪い食生活
  • ストレス
  • 喫煙、過度の飲酒
  • 冷え性
  • 睡眠不足、不規則な睡眠
  • 妊娠 など

免疫の働きをする免疫細胞は、加齢とともに免疫細胞の数が減り、免疫細胞自体の機能も若いころより劣ってくるため、免疫力が低下していきます。また、免疫力は冷え、疲労、喫煙、過度の飲酒、栄養バランスの悪い食事、睡眠不足などが原因で低下します。さらに、過度なストレスや運動も免疫力を低下させることが分かっています。妊娠中はホルモンのバランスが崩れ、つわりがひどいと食事が満足に摂取できず、栄養状態が悪化。また睡眠不足にもなりやすくストレスも感じやすくなるなどで免疫力が低下しやすくなっています。さらに、母体にとっての胎児は、一種の異物とみなされるので胎児を異物とみなさないように免疫細胞の働きが低下し、免疫力が低下した状態になります。

第三章 免疫力を高めるには?

1.免疫力を低下させる生活習慣を改める

免疫力を高めるには、前述の「免疫力を低下させる原因」のなかで、年齢と妊娠を除く「激しい運動などによる疲労、または運動不足」「栄養不足、栄養バランスの悪い食生活」「ストレス」「喫煙、過度の飲酒」「冷え性」「睡眠不足、不規則な睡眠」を避ける生活をすることが必要です。

2.腸内環境をよくして腸を元気にする

免疫力を高めるには、免疫細胞全体の約6割が存在するといわれている腸を元気にすることが必要です。腸は、粘膜免疫として口から入ってきたウイルスや細菌などの抗原の侵入を防御する働きがあります。そのため、腸を元気にして免疫細胞を活性化することで免疫力を高められます。その腸には、およそ1000種類、100~1,000兆個も細菌がいるといわれ、これらを総称して「腸内フローラ」と呼びます。この腸内フローラは、腸によい働きをする善玉菌と、腸内で有害物質をつくる悪玉菌、どちらかの優勢な方に味方する日和見(ひよりみ)菌の3種類に分かれます。このうち、善玉菌は、免疫力をよりよい状態にする働きがあり、善玉菌を増やすことは免疫力の強化につながります。

3.免疫力を高める食品を摂取する

厚生労働省 は、腸内の善玉菌の割合を増やす方法には、大きく分けて2通りあることをホームページで紹介しています。1つは、「プロバイオティクス」と呼ばれる生きた善玉菌の直接摂取です。具体的にはヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品の摂取です。これらの菌は腸内に長くとどまっていないので毎日摂取することが必要です。もう1つは、腸内にもともと存在する善玉菌を増やす作用のある「プレバイオティクス」を摂取する方法です。具体的には、成分としてオリゴ糖や食物繊維を多く含む野菜類・果物類・豆類などの摂取です。

免疫力を高めるには、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌、活性酸素を取り除く効果の高い抗酸化食品(ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、β-カロテン、ポリフェノールなどが含まれる野菜や果物、およびにんにくなど)の摂取がおすすめです。栄養バランスに注意してこれらの食品を摂取します。

まとめ

免疫力を高めることは可能ですが、どれくらい免疫力が高くなったかは客観的に判断できません。また、どの程度の免疫力があれば、病気にならないかも判断ができません。そのため、いくら免疫力を高める生活をしても、感染症やがんになるリスクゼロの生活ができるようにはなりません。

常に病気になるリスクがあることを前提に病気予防のために免疫力を高める生活をし、万が一、病気になったときの備えとして共済に加入しておくことも必要です。全国共済の生命共済であれば、月額1,000円からの掛け金で安心を得られます。

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