巣ごもりで運動不足になっていませんか?シニア世代は要注意!コロナフレイル対策

2021年6月14日

新型コロナウイルスは、感染力が強くて重症化しやすい複数種類の変異株が現れ、「第4波」と言われる感染再拡大が起きています。そのため、大都市を中心に不要不急の外出自粛が呼びかけられています。これにより、多くの人が自宅に閉じこもる巣ごもり状態になって、体を動かす機会や時間が奪われて運動不足に陥っています。巣ごもり状態の長期化は、運動不足だけでなく食事が偏り、また会話や付き合いによる緊張感や刺激が減ることで体と心、脳(認知機能)に大きな悪影響を、特に中高年のシニア世代に与えます。不要不急の外出を避け、ウイルス感染を避けるとともに運動不足などから起こる「コロナフレイル」の状態にならないようにしなければなりません。そこで、「コロナフレイル」の意味、予防策について紹介します。

第一章 コロナフレイルとは?

コロナフレイルとは、新型コロナウイルスの感染対策として自宅に巣ごもりしなければならなくなることでフレイルが加速したり、フレイルになる率が高まったりすることを意味する言葉です。

フレイルとは、英語の「もろさ、虚弱」を意味する「Frailty(フレイルティ)」から名付けられた用語です。厚生労働省はフレイルを「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱(ぜいじゃく)化が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態」と定義しています。

簡単に言うと、「健康な状態」と「日常生活でサポートが必要な介護状態」の中間状態」のことです。具体的には、筋力が衰え、疲れやすくなり、また社会的な活動もおっくうになって家に閉じこもることが多くなるなど、心身が衰えること全般を意味します。

フレイル状態になって、それを放置していると心身の健康が害され、ストレスやウイルスなどに対する免疫力が低下して入院リスクや死亡率が高くなる恐れがあります。また、介護してもらわないと自立した生活ができなくなる状態へ早く進行する、または要介護度が重くなる可能性が高まります。そのため、フレイルの症状・状態、あるいは兆候を知ることは重要です。フレイルの知識があれば、将来、身体的・精神的・社会的な不健康状態になることを予知でき、予防しやすくなります。

第二章 コロナフレイルの症状・判断基準

フレイルの症状は病気のように熱が出たり、痛みが表れたりするなどの著しい変化は表れません。体調の変化を感じる程度です。具体的には、「体重の減少」「疲れやすくなる」「歩行速度の低下」「筋力の低下」「身体活動性の低下」などです。また、身体的な変化だけでなく、気力の低下や社会参加意欲の低下など精神的、社会的な変化の側面も含まれます。そのため、フレイルの症状に該当するか、しないかの判断は難しく、いろいろな基準があります。

一般的な判断に用いられるJ-CHS基準では、以下の5項目に対して3項目以上が該当するとフレイルと判断され、1項目または2項目が該当する場合はフレイルの前段階であるプレフレイルと判断されます。

  1. 体重減少
    過去6カ月で2kg以上、意図しないで減少した
  2. 疲労感
    理由のない疲れを最近2週間で感じる
  3. 歩行速度の低下
    一般的な歩行速度である「1.0m/秒」よりも遅くなった
  4. 筋力低下
    一般的な握力「男性:28kg、女性:18kg」より低下
  5. 身体活動性の低下
    軽い運動・体操、および定期的な運動・スポーツのいずれも週に1回もしていない

第三章 コロナフレイルの予防策

フレイルを予防するには適度な「運動」に加えて「栄養バランスの取れた食生活」と「社会活動への参加」の3つが必要です。最近は「運動」よりも「社会活動への参加」の頻度の低下がフレイルになる最初の一歩になりやすいことが研究で分かっています。そのため、3つをバランスよく行うことが重要です。

  1. 運動
    散歩などの軽い運動やスポーツを週に数回、定期的に行います。新型コロナウイルス対策として、「人混みを避けての散歩」「自宅での運動」を中心に行ってみてください。
  2. 栄養バランスの取れた食生活
    バランスのよい食事を不規則にならずに摂り、口腔機能が低下しないように注意します。食事の栄養面では、筋肉の衰えをカバーするために特にタンパク質の十分な量の摂取が必要です。摂取しても量が少ないとエネルギーとして消費され、筋肉の合成に必要な量がまかなえません。たんぱく質の1日の必要量は、体重1kgあたり1.2gから1.5g(体重60kgの場合、72gから90g)が必要です。
  3. 社会活動への参加
    趣味やボランティア活動、友人・知人との食事会など積極的に社会的な活動を行います。なお、社会活動への参加が制限されて自宅に巣ごもり状態になって起こるコロナフレイルを防ぐことは簡単ではありません。新型コロナウイルスによる不要不急の外出自粛が必要な地域では、不特定多数が集まるような場への参加は極力避けて、参加する場合は感染対策をしっかり行って、無理のない範囲で活動してください。

第四章 まとめ

コロナフレイルを放置すると病気やケガ、あるいは要介護状態になるリスクが高まるので予防することは非常に大切です。しかし、コロナフレイルの状態になっても、外出は自粛しなければならないため、強い意識がないと予防策は実行できません。また、予防策を行っても病気やケガを完全に避けることもできません。万が一のときのための備えはしておく必要があります。そこで、手軽な掛金で始められる全国共済への加入をおすすめします。

 


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