共済は持病があっても加入しやすい!

持病があると保険や共済への加入ができなかったり、または特別な条件でしか加入できなかったりすることがあります。保険や共済は持病があるときや健康に不安を覚えるときほど加入したくなりますが、なぜ加入できなくなるのでしょうか? その理由や保険会社に持病があるので加入ができないと言われたときでもおすすめできる共済について紹介します。

第一章 持病があると保険や共済に加入できない理由とは?

持病があると保険や共済に加入できない場合があります。その理由は、保険や共済が「万人は1人のために、1人は万人のために」という相互扶助(助け合い)の仕組みでできているからです。相互扶助では、少額のお金を出し合うことで、万が一の場合に多額の保障を受けられます。このとき、一般的に持病や既往歴がある人は、健康な人に比べて死亡するリスクや医療費が多くなる可能性が高いため、健康な人との公平性を維持できません。そのため持病や既往歴があったり、あるいは健康診断の結果が悪かったりすると保険や共済に加入できない場合があるのです。

健康と思っていても、生活習慣病などは自覚症状がほとんど現れないことが多いため、知らないうちに進行して健康診断で異常が見つかることがあります。保険や共済への加入が困難になる主な持病に高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、腎不全などがあります。その患者数は厚生労働省の「患者調査の概況」によると、直近のデータでは高血圧が約994万人、糖尿病が約270万人、心疾患が約173万人、脳血管疾患が約112万人、腎不全が約30万人です(継続的な治療を受けていると推測される患者数)。加入時に発症していた場合、一般的に民間の保険会社では加入審査が厳しく加入が厳しくなります。

第二章 都道府県民共済は持病があっても加入できる?

保険に加入するときは必ず審査がありますが、共済では民間保険会社よりも審査に用いられる「健康告知」による審査基準が緩いため持病があっても加入できる可能性が高くなります。通常、民間保険会社の審査は大きく分けると、「書類審査」と「健康状態を実際に診断する審査」に分かれます。

「書類審査」は所定の告知書(質問項目を記した書面)に健康状態を自主的に申告回答することで審査が行われます。「健康状態を実際に診断する審査」は、保険会社が必要に応じて健康診断や医師などによる診断が必要と判断したときに行われます。共済では健康告知時に民間保険会社で一般的に必要とされる持病などの病歴を申告する必要がなく、また医師の診断が不要と審査基準が緩くなっています。

ただし、持病があったとき、まったくの無条件で加入できるわけではありません。加入時点で持病、あるいはケガの治療中であったり、直近に受けた人間ドックで異常が見つかったりなどの事実があり、その事実が都道府県民共済の審査で加入できないと判断されると共済には加入できません。共済に加入できない事由については以下で詳しく紹介します。

第三章 都道府県民共済に加入できないケース

都道府県民共済では、健康告知の内容が花粉症を除き以下に該当する場合は加入できません。なお、内容によっては一部条件付きで加入できる場合があります。自己判断せず、詳しい加入条件については都道府県民共済(神奈川県は「全国共済」)まで問い合わせてください。

加入できない事由は以下のとおりです。

(1)現在、病気やケガの治療中、または医師などから検査や治療が必要と指摘されている(健康診断や人間ドックなどで、検査や治療が必要と指摘された場合を含む)、もしくは検査中である場合

(2)慢性疾患(注1)と診断された、もしくは医師から治療をすすめられている。または慢性疾患が治ってから5年以内である場合

注1:慢性疾患(先天性を含む)の病名
以下に例示されている3カ月以上の治療または経過観察を必要とする病気です。

  1. 悪性腫瘍(がん・肉腫など)
  2. 消化器疾患(胃かいよう、慢性胃炎、炎症性腸疾患、十二指腸潰瘍かいよう、肝炎ウイルスキャリアを含む慢性肝炎、肝硬変、慢性すい炎、胆石症など)
  3. 循環器疾患(狭心症、心筋梗塞、不整脈、高血圧症など)
  4. 呼吸器疾患(気管支ぜんそく、間質性肺炎、肺線維症、肺結核、肺気腫など)
  5. 神経・筋疾患(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、髄膜炎、てんかん、筋炎など)
  6. 腎・尿路疾患(腎炎、ネフローゼ、尿路結石など)
  7. 代謝・内分泌疾患(糖尿病、痛風、甲状腺機能こうしん(低下)症など)
  8. 精神疾患(統合失調症、アルコール症など)
  9. 運動器疾患(骨髄炎、椎間板ヘルニア、変形性関節症など)
  10. 血液疾患(悪性貧血、白血病など)
  11. アレルギー性疾患、こうげん病(リウマチ、ベーチェット病など)
  12. 耳鼻咽喉および眼疾患(中耳炎、メニエール病、白内障、緑内障など)
  13. 女性性器疾患(子宮筋腫、卵巣腫瘍など)

(3)慢性疾患や中毒のため薬(注2)を常用している場合

注2:薬の種類

  1. 血圧降下剤
  2. 抗かいよう剤
  3. 鎮痛剤
  4. 睡眠剤
  5. 抗糖尿病剤
  6. 精神安定剤
  7. 覚せい剤・違法ドラッグ
  8. 麻薬・大麻

(4)過去1年以内に、病気やケガで連続14日以上の入院か、同じ病気やケガなどで20回以上の通院治療を受けた、または過去3カ月以内に心身に異常を感じる症状や変調(注3)があった場合

注3::心身に異常を感じる症状や変調の内容

  1. 血たんがでる
  2. 頚部・胸腹部・腰部の痛みがある
  3. しこり(乳房・頚部など)がある
  4. 血便・血尿その他の不正出血がある
  5. 妄想や幻覚・幻聴を感じる
  6. 体重の増減(10kg以上)があった

(5)手術を受け、治ってからまだ1年以内である場合

(6)身体に残る障害や先天性の病気により、日常生活において他人の手助けを必要とする場合

第四章 まとめ

持病があっても共済に加入できない事由に該当しなければ、問題なく加入できます。保険会社で加入を断られたときや、特別な条件(保障内容や金額の制限など)でなければ加入できないと言われたときには、共済への加入を検討することをおすすめします。


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