持病があっても保険に加入できる?特別条件付き保険・引受基準緩和型保険・無選択型保険とは

2020年12月28日

保険に加入するには、持病・入院歴などの健康状態を保険会社に告知し、保険会社が定めた条件を満たす必要があることは多くの人に知られています。そのため、持病・入院歴があると保険への加入は無理なのではと自分で判断して、保険の加入や見直しをためらっていませんか。あるいは、とりあえず今の所は大きな健康上の問題がないからといって、不安を持ちながらも加入を諦めてしまっていませんか。そこで、持病・入院歴があっても加入できる保険について、どのような保険があり、違いやメリット・デメリットがあるのか紹介します。

第一章 持病・入院歴がある人が通常の保険に加入しにくい理由

持病・入院歴があると保険に加入しにくい理由は、保険加入者間に不公平が生じないようになっているためです。持病・入院歴があると、病気になるリスクや死亡するリスクが上がり、その結果、持病・入院歴がある人の病気治療に必要な医療費は、健康な人に比べて多くなります。その結果、同じ保険料に対して、健康な人に比べると保険から支払われる金額が大きくなって公平ではなくなります。

極端な例ですが、保険に加入するとき、末期がんなどの重い病気の患者を健康な人と同じ保険料にすると、保険会社が支払う給付金の総額が増えて保険会社の経営は成り立たなくなります。そこで、もし末期がん患者に支払う給付金を想定して保険会社が保険料を高くすると、保険会社の経営が成立しても加入者間の不公平感が大きくなり、多くの健康な人は健康で生活できているときは保険に加入しなくなります。これでは、万が一に備えて、少ない保険料を支払うことで多額な金額が保障される保険制度が成立しません。そのため、保険の申込時に健康状態を告知し、保険会社の定めた基準を満たしていないと判断されれば、一定の制限を受ける仕組みになっています。

第二章 持病・入院歴があっても加入できる保険はある?

持病・入院歴があると、無条件に保険に加入できないわけではありません。それは、持病の種類や入院歴の内容が健康状態に与える影響が重要なものから軽いものまでさまざまなことから、その持病や入院歴の内容、および加入を希望する保険の保障内容などによっては健康な人と同じ保険に同一条件で加入できることもあります。持病・入院歴があっても保険会社に問い合わせると、加入できる場合があります。

加入できない場合は、「特別条件付き保険」「引受基準緩和(限定告知)型保険」「無選択(無告知)型保険」を検討してください。それぞれの違いやメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

第三章 特別条件付き保険・引受基準緩和型保険・無選択型保険の違いとメリット・デメリット

持病・入院歴を含む健康状態が悪くても加入できる保険は、保険会社が支払う給付金が多くなることから、加入できる基準が低いほど保険料が高くなっていきます。そのため、通常の保険に加入できないとき加入できる保険を検討する場合は、保険料が安い(加入できる基準が厳しい・保障内容の制限が多い)保険から保険料の高い保険へと検討していきます。その順番は「特別条件付き保険」「引受基準緩和(限定告知)型保険」「無選択(無告知)知型保険」です。

1.特別条件付き保険とは

「特別条件付き保険」とは、健康状態を告知した結果、保険会社から健康な人と同じ条件では通常の生命保険や医療保険に加入できないと判断され、出された特別な条件を承諾することで加入できる保険のことです。健康状態が同じであっても、特別条件は同じではなく保険会社によって異なります。特別条件付きで保険への加入が認められ、その内容を承諾すると特別条件について書かれた「特別条件承諾書」が発行されます。加入にあたっては保障内容について十分な確認と検討が必要です。

特別条件の内容は、「特定部位/特定疾病不担保法・特定障害不担保法」「特別保険料領収法」「保険金・給付金削減支払法」の3パターンがあり、保険会社や加入する保険の種類、健康状態などによって変わります。メリットは、他の2つの「引受基準緩和(限定告知)型保険」「無選択(無告知)型保険」よりは保険料が安いことです。デメリットは、保険料が変わらない場合、特定の病気や部位による入院・手術などに対しては一定期間、または全期間にわたって保障が受けられなかったり、保険金・給付金が減額されたりすることです。また、保障内容に制限や条件がつかないと保険料が割高になります。割高と言っても、「引受基準緩和(限定告知)型保険」「無選択(無告知)型保険」よりは安い保険料です。

1-1 特定部位/特定疾病不担保法・特定障害不担保法

特定部位/特定疾病不担保法・特定障害不担保法では、持病や病歴があり、それらに関連した病気、および体の特定部位の手術や入院治療を受けても一定期間は保障の対象にならない、あるいは保険会社が指定した視覚・聴覚などの障害に対して保障が受けられないなど特定の条件が付きます。例えば、過去に気管支関連のぜんそくなどの病気で治療を受けていた場合、その時期や症状の程度などによって肺などに関する疾病・手術については一定の期間は保障されないなどの条件です。この場合、保障開始から一定の期間は肺に関する疾病で入院や手術を受けても保障を受けられません。また、保険料の変更はありません。

1-2 特別保険料領収法

特別保険料領収法では、保険に加入するには通常の保険料に加えて持病・入院歴や健康状態の程度によって保険会社が定めた特別保険料が加えられる条件が付きます。この場合は、保障内容の変更はありません。

1-3 保険金・給付金削減支払法

保険金・給付金削減支払法では、保険会社が定めた保険金削減期間内に、被保険者が死亡または高度障害状態となったとき、経過期間に応じて通常の保障額に対して所定の割合で減額された金額しか保障されないという条件が付きます。ただし、保険金の支払い事由が不慮の事故・災害や所定の感染症の場合、減額されません。なお、削減期間経過後は減額されません。また、保険料も変わりません。

2.引受基準緩和(限定告知)型保険とは

「引受基準緩和(限定告知)型保険」とは、持病・入院歴などがあっても保険に加入できる条件が、通常よりも緩く設定されている保険のことです。健康状態の告知は必要ですが、一般的に告知しなければならない項目が少なく、かつその基準も加入しやすい条件に設定されています。メリットは、原則として、「特別条件付き保険」のような条件が付かずに保障を受けられることです。デメリットは、保険料が高いこと、および保険会社によっては「特別条件付き保険」のように保障内容に一部条件が付く可能性があることです。加入にあたっては保険会社ごとに保険料と保障内容をよく比較して検討する必要があります。

3.無選択(無告知)型保険とは

「無選択(無告知)型保険」とは、加入にあたって必要な持病・入院歴などの健康状態を告知しなくても加入できる保険のことです。メリットは、持病・入院歴など原則として健康状態を問わずに保険に加入できることです。デメリットは、最も保険料が高いことです。また、完全に無条件での加入はできず、「現在、入院中」「余命宣告されている」など特別な健康状態である場合、および「加入年齢の制限」「加入後の一定期間は病気全般について保障を受けられない」「持病などは加入から一定期間が経過しないと保障されない」など細かな条件があることです。加入にあたっては保険料と保障内容、保障されない条件について、しっかり確認してから加入する必要があります。

第四章 まとめ

持病・入院歴があって健康状態に不安があっても加入できる保険があります。もし、健康状態に不安があって保険への加入を最初から諦めている場合は、今回紹介の保険を検討してみてください。また、逆に健康だからといって保険への加入を検討していないという場合は、月額の掛け金が負担にならない全国共済に加入することをおすすめします。健康であっても、不慮のケガをすることもあり、また感染するリスクの高い新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスを完全に避けることはできず、多額の治療費がかかる可能性があります。共済への加入は、こちらの「健康告知内容」を満たしていれば問題なく加入できます。

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