これって花粉症?新型コロナウイルス?どう区別するのかと対処法

新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染者数が高止まりし、収束の見通しが立っていません。そのような状況のなか、3月から本格的な花粉症シーズンが入っています。両者は鼻水やくしゃみなどの症状が似ているため、新型コロナウイルスに感染しているのに花粉症と勘違いして行動すると、知らないうちに感染を拡大させる恐れがあります。新型コロナウイルスはオミクロン株が主流になって症状は軽く、また症状が出ないことも多く、PCR検査で検出されにくい「ステルスオミクロン」の存在も報告されています。そのため、花粉症との違いをしっかり区別して行動することが必要です。両者の区別の仕方、適切な対処法について紹介します。

第一章 鼻水やくしゃみ、これって花粉症?それとも新型コロナウイルス?

新型コロナウイルス(オミクロン株)の症状と花粉症の症状には多くの共通点があり、簡単に判別できません。専門医によると昨年、感染が広がったデルタ株では発熱や強いだるさが出る症状が特徴でした。しかし、オミクロン株は軽度な症状しか表れない、あるいは無症状の人も多く、新型コロナウイルスに感染していても花粉症と誤解する可能性があると指摘しています。一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部(とうけいぶ)外科学会も、ホームページで「オミクロン株に感染したときの症状は鼻水が73%、くしゃみが60%で花粉症の症状と似ており、自分で見分けることは難しい」と注意を促しています。

もし、オミクロン株に感染していて花粉症と勘違いして感染対策を怠ると、くしゃみは咳(せき)の10倍以上の飛沫(ひまつ)を飛び散らせるため、知らないで感染を拡大させる恐れがあります。オミクロン株の症状が、一般的に軽度であっても、高齢者や持病のある人は重症化する恐れがあります。それぞれの症状の特徴と区別のためのポイントを知っておくことは大切です。

第二章 花粉症と新型コロナウイルスを区別する方法

オミクロン株の一般的な症状は、「鼻水」「咳」「のど の痛み」「倦怠感(けんたいかん)」「頭痛」「発熱」などです。咳は、痰(たん)の絡まないコンコンという空咳が主ですが、痰が絡むような咳もみられます。また、デルタ株などよりも頻度は多くありませんが、嗅覚障害や味覚障害が起こる場合もあります。一方、これらの症状は花粉症でも同じように起こることがあります。特に鼻水、咳、くしゃみは花粉症の代表的な症状で共通しています。さらに鼻が詰まることで嗅覚障害・味覚障害のような症状が表れるほか、頭痛、倦怠感、熱っぽさを感じる人も多く症状がオミクロン株によく似ています。

しかし、症状が似ていてもオミクロン株と花粉症では以下の点で多少の違いがあります。

  1. 花粉症はくしゃみの後に鼻水・鼻づまりの症状が続くため、先に鼻水が出たときはオミクロン株に感染の疑いがあります。
  2. のど の痛みは、痛みが軽くかゆみを伴う場合は花粉症のことが多く、痛みが強くてかゆみがないときはオミクロン株に感染している可能性が高くなります。痛みの違いとしてはオミクロン株ではイガイガした痛みが主ですが、花粉症ではかゆみや不快感に近い痛みです。また、のど の痛みは花粉症では多くの場合、鼻水や鼻づまりが原因で生じます。そのため鼻水が出ていないのにのど の痛みが先に出たり、痛みが持続したりするとオミクロン株の感染が疑われます。
  3. 過去に花粉症の経験がないのに鼻水やくしゃみが突然出たらオミクロン株の感染が疑われ、また発熱や強いのど の痛み、体のだるさがあるとオミクロン株に感染している可能性があります。
  4. 発熱は、オミクロン株では37.5℃以上になることが多く、筋肉痛を伴うことがよくあります。一方、花粉症では熱っぽく感じる程度で、熱が出ても37.5℃以下が一般的です。
  5. 鼻水はオミクロン株では粘り気のある黄色や緑色のものになりやすい傾向があります。一方、花粉症では水っぽくて粘り気のない鼻水です。
  6. 症状が悪化するタイミングでは花粉症の場合、晴れた風の強い日、湿度の低い日、雨上がりの朝に悪化しやすいという特徴があります。また、室内に入ると症状が軽くなるのも花粉症の特徴です。一方、オミクロン株には天候や場所の移動と症状の悪化との関係はありません。
    しかし、オミクロン株に感染していると疑われるときは、自己判断しないで専門医に相談することがもっとも重要です。「花粉症だろう」と勝手に自己判断することは避けなければなりません。

第三章 花粉症か新型コロナウイルスか判断できないときの対処法

花粉症とオミクロン株に感染したときの症状は似ていますが、第二章を参考にすることである程度の判別は可能です。しかし、症状の表れ方には個人差があるため、判別には検査が必要です。そのため花粉症の症状が出て花粉症かオミクロン株か判断に迷ったときは、かかりつけの内科や耳鼻科を受診するか、保健所に電話で相談することがもっとも重要です。すぐに治療して症状を抑えることがオミクロン株の感染の拡大防止に効果的です。その時点でオミクロン株に感染していなくても花粉症の症状を抑えないままオミクロン株に感染すると、くしゃみや咳が多くなるため、より多くの人にオミクロン株ウイルスを感染させる可能性があります。また、花粉症になると目や鼻のかゆみが出るため、どこかでオミクロン株ウイルスが手に付くと、その手で目や鼻をこすり粘膜を介してオミクロン株に感染しやすくなります。症状を抑えることで、そのリスクを軽減できます。花粉症の症状を抑えることは、第三者への感染を抑制するだけでなく自分がオミクロン株に感染するリスクを下げられます。

花粉症を毎年発症する人は、治療を早く行い、薬を使って症状を抑えましょう。花粉症の治療薬(抗アレルギー薬)は花粉が本格的に飛び始める前から飲むと効果的です。あわせて、手のこまめな消毒、めがねやゴーグル、マスクの着用、くしゃみをするときにはマスクの上からハンカチを当てるなど、通常以上の対策を行いましょう。これらは、花粉症もオミクロン株にも有効な対策です。帰宅後にすぐにうがい、特に鼻うがいが効果的です。鼻の粘膜についた花粉、オミクロン株ウイルスを洗い流す効果が期待できます。なお、こまめな換気はオミクロン株感染防止には効果がありますが、花粉が室内に入り込むデメリットがあります。空気清浄機を利用するか、換気を早朝、または夜間にすると花粉の流入を抑えられます。

第四章 まとめ

花粉症と新型コロナウイルス(オミクロン株)は明確な区別が困難ですが、症状の違いに注意しながら、疑わしいときは早期に受診・相談をして適切な検査を受けることが重要です。また、オミクロン株では症状が軽いといわれていますが、重症化する可能性があります。新型コロナウイルスでは後遺症も長引くケースが多く見られます。オミクロン株でもその傾向があると、多くのオミクロン感染患者を診察している医師が述べています。後遺症の医療費は無料(公費負担)にならないため、医療費の負担が重くなる可能性があります。その他の病気への備えも兼ねて、全国共済の生命共済への加入をおすすめします。少ない掛金で医療費の負担を軽減できます。


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