喘息で薬を服用中の場合は共済に加入できる?
喘息と共済の医療保険
一口に喘息と言ってもその症状はさまざまですし、咳がやたらと出るタイプの喘息もあれば胸や喉に痛みを感じる喘息などもあります。
喘息は現代社会を生きる現代人に増えている病気とも言われていますし、年々喘息を患う人が増えているのも事実です。
喘息だからこと共済の医療保険に加入したいと考えている方もおられるでしょうが、喘息で薬を服用しているような場合共済の医療保険へ加入することはできるのでしょうか?
喘息でも共済の医療保険に加入できるのか
原則できないケースが多い
結論からお話させていただくと、喘息で薬を服用しているような方の場合だと共済の医療保険に加入するのは極めて難しいと言えます。
共済にもいろいろな種類がありますし、各共済が提供している医療保障プランも数多く存在しますが、その多くにおいて喘息の方は申し込みができないとなっています。
申込時の健康告知
共済への加入申し込みのときには健康告知内容に該当しないかどうかを確認する必要があります。
プランによって健康告知内容はやや異なりますが、多くの場合悪性腫瘍や狭心症、肝硬変といった病気と並んで喘息も記述されています。
申込書の健康告知内容に喘息がある以上申し込みはできないということですし、残念ながら諦めるしかありません。
隠して加入してしまうのはアリ?
申込書の健康告知内容に該当する場合は加入の申し込みができないとお話しましたが、中には喘息であることを隠して加入を考える方もおられるでしょう。
では、喘息であることを隠したまま共済に加入するということは果たして可能なのでしょうか?
そもそも隠して申し込みできるのか
「喘息であることを隠したまま申し込みができるの?」と思われた方もおられるでしょうが、共済の医療保障プランの多くは医師の診断が不要となっています。
診断書を提出する必要がありませんから、その気になれば喘息であることを告知せずに隠して加入してしまうということも現実的にできてしまいます。
診断書が必要なプランだとこの手は使えませんが、自己申告の場合だと隠して申し込みと加入は可能ですが、実はこの方法はさまざまなリスクがあるためお勧めできません。
告知義務違反になる
先ほどお話したように、喘息である事実を隠したまま共済に申し込みをしてしまうと告知義務違反になってしまいます。
共済加入時に健康状態を告知するのは申込者の義務となっていますし、それを偽るということは告知義務違反となってしまうのです。
告知義務違反によるペナルティ
告知義務違反を犯してしまうとペナルティが課せられます。
具体的にどのようなペナルティが発生するのかということですが、もっとも大きなペナルティは強制解除でしょう。
つまり、契約が解除されてしまい今後共済制度の利用ができなくなってしまうということです。
これは共済の約款にも明記されていますから気になる方は一度目を通しておくと良いでしょう。
例えば、県民共済の約款には「故意または重大な過失で告知事項の事実を告げなかったときや事実でないことを告げたとき」は共済への加入が解除されると明記されています。
共済金の支払いもない
当然ですが、本来告知すべきことを告知せずに加入しているわけですし契約を解除されるだけでなく共済金の支払いもしてもらえません。
今後加入できない可能性も
告知義務違反を冒してしまうと今後二度とその共済に加入できなくなる可能性もあります。
情報が回ってほかの共済への加入すら断られてしまうようなことも考えられますから、告知義務違反をしてまで加入しようとするのは決してお勧めしません。
不誠実なことをして加入しているわけですから、仮に裁判をしたとしても十中八九敗訴してしまうでしょう。
民間の保険には入れるのか
喘息の方だと民間の保険でも入るのは難しいでしょう。
民間の保険でも共済でも加入者から集めたお金を運用するという面では同じですし、被保険者の公平性を重視するのは同じですから民間の保険でも加入は困難と言わざるを得ません。
がん保険などには加入できる?
共済の場合、がん保障だけで加入できるプランはほとんどありません。
ベースとなる医療保障プランにがん特約などを付加するという形になります。
そのため、喘息の方ががん保障のプランのみに加入するということも難しいでしょう。
結局喘息は共済に入れない?
ここまで読み進めてこられた方だと「結局喘息があると共済には入れないってことだよね」と嫌な気持ちになってしまった方もおられるかもしれません。
確かに共済の医療保障プランへの加入は喘息があると難しいですが、プランによっては加入基準をかなり緩和したものもあります。
掛金が少々割高になったり、別途条件をクリアする必要などもありますが、喘息だからといって必ずしも共済の医療保障に加入できないわけではありません。
現在では共済のプランも相当増えていますから、いろいろなプランに目を通してみてはいかがでしょうか。
その上でカスタマーセンターへ問い合わせ、相談してみることもお勧めします。
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