共済保険でも先進医療は保障される?
先進医療とは
共済への加入を検討している方だと既にいくつかのプランに目を通しているかもしれませんが、プランによっては「先進医療」に対する保障が盛り込まれていることもあります。
この先進医療が引っかかっている、という方は意外に多いのではないでしょうか。
ここでは、まず先進医療について具体的に説明し、代表的な共済の先進医療プランの特徴などについてもご紹介したいと思います。
最先端の医療
先進医療を簡単に説明すると最先端の医療技術ということになります。
平成18年に健康保険法等が改正され高度先進医療と先進医療が統合、新制度の先進医療に再編されることになりました。
先進医療AとBに分類されており、先進医療Aは37種類、Bは64種類となっています。
(データ出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html)
がんの治療に多く用いられる
先進医療はどのような病気に適用されるのかということですが、主にがんの治療に用いられるケースが多い傾向にあります。
日本人の死因でもっとも多いのはがんとも言われていますし、がんに対する医療技術は年々進歩しています。
現在でも新しい治療法はどんどん開発されていますし、こうした先進医療ががん治療に用いられているのです。
先進医療の費用
これも気になるところだと思いますが、最先端となる先進医療を受けるとなるとそれなりの費用が必要となります。
一般医療と比較しても高度な知識と技術が必要となりますし、最新鋭のメディカルマシンを使用することもありますから自然と費用は高くなりがちです。
技術料が特に高く、しかも健康保険適用対象外となっているため高額な治療費用を全額自己負担しなくてはなりません。
主な共済の先進医療プラン
先進医療に対する保障を設けている共済はいくつかありますから、ここでは代表的なプランのサービスや特徴などについてご紹介しましょう。
コープ共済の先進医療特約
コープ共済は生協が運営している共済で、さまざまなプランを用意しています。
代表的なプランに「たすけあい」がありますが、このプランに付帯できる先進医療特約は月掛け金100円で最高1000万円までの保障が可能とかなり充実した内容となっています。
先進医療特約のみで申し込みすることはできないためそこは注意が必要ですが、先進医療にかかる技術料のうち自己負担した金額と同額を保障してくれますし、先進医療一時金も支払ってもらえます。
都道府県民共済・全国共済の入院保障2型
県民共済が提供している入院保障2型は代表的なプランの一つですし、入院や通院、死亡、障害など幅広い状況に対応しているプランです。
この入院保障2型は先進医療にも対応しており、18~60歳までの方は1~150万円、60~65歳の方でも1~75万円の保障が受けられます。
月掛け金も一律2000円と大変リーズナブルですし、お値打ちな割に保障内容が充実していることが最大の特徴と言えるでしょう。
先進医療にも対応しているのは加入者として心強いポイントです。
(注:埼玉県民共済には、こちらのプランはございません)
JA共済の医療共済
農協が運営しているJA共済には医療共済というプランが用意されています。
この医療共済は先進医療にも備えられる充実の医療保障となっており、全額自己負担となるのが普通の先進医療技術料を負担してくれます。
日帰りから長期入院まで一生涯保障となり、さらに三大疾病に対する手厚い保障も魅力的なポイントと言えるでしょう。
医療保険のプランとは違う?
基本的には同じ
一般的な医療保険のプランと共済の先進医療対応プランとではいったい何が違うのか、という疑問を抱いた方もおられるかもしれません。
では、実際のところ一般的な医療保険のプランと何か違いがあるのかと言うと、基本的に内容は似たようなものです。
民間の医療保険プランにも先進医療への保障を充実させているものはありますし、共済のプランとほとんど変わらない内容のものも少なくありません。
大きく違うのは掛け金
民間の医療保険プランと共済とのもっとも大きな違いは掛け金の額でしょう。
共済は相互扶助の精神で運営されており、営利を目的とした民間保険会社とはそこが大きく異なります。
共済は大変少ない月掛け金で充実した保障が受けられるのに対し、民間の医療保険だと掛け金が割高になってしまう傾向にあります。
保障額が異なることも
掛け金の安さは共済最大の魅力でもありますが、その分保障額が少なくなることも珍しくありません。
先進医療のプランにしても民間保険のプランに比べて保障額が少なくなっていることもありますから注意が必要です。
ただ、先ほどご紹介したプランのように先進医療技術料の自己負担分を全額保障してくれるような共済のプランもありますから、こうしたプランを選択しておけば安心でしょう。
足りない分は特約で補う
先進医療に対応したプランを提供している共済はいくつもありますが、保障内容が今一つ薄いと感じる場合は特約も検討してみましょう。
がん先進医療への充実した保障を約束している特約プランなどもありますし、そうした特約を組み合わせることでより安心できるプランにカスタマイズできるでしょう。
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